第6回 エデュケアカレッジ
[2020.03.19]
本日、10月から開講してきた「エデュケアカレッジ 2019」の最終回の第6回の講座が行
われました。今回の参加者は、14名でした。参加者の皆さんお越し頂いて大変ありがとうご
ざいました。今回のテーマは、「介護保険と障害者総合支援法」です。今回、私たちが最も
伝えたいこととして、介護者が家族、地域、社会の支えを受けて一人で抱え込まない介護をし
てほしいとの願いを込めて「支え合い みんなでつくる ハッピーストーリー」というテーマを考
えました。
始めは、落語 「てんしき」 から始まりました。落語の内容は、物事をきちんと知っていないと
損をしてしまうというもので、介護についても制度の利用方法についてきちんと知ったうえで賢い
利用をしましょうという意味合いも含まれています。
次の、障害者総合支援法では、藹藹会で提供している入所支援、デイサービス、ショートステ
イ、グループホーム、放課後等デイサービスの紹介がありました。その後、ある男性の入所利用
者が、施設での生活や職員の支えで、生活力が向上し、意欲的になったことで、目標を持ち、
自立していく成長過程を追った大変貴重なお話を聞くことが出来ました。
その後の、介護保険では、「とある老人の幸せ物語」を基にして、参加者が介護サービスの
コーディネーターになってもらって、グループワークを行ってもらい、物語に登場する主人公と家
族の意向を叶えるためには、どのような介護支援を行えばよいかを話し合ってもらいました。
参加者には、意欲的に意見を出して頂き、介護に関する関心の高さを感じました。
それから、本日のメインイベントとして、藹藹会が毎週月曜日16:30からレディオベリーで
放送しているラジオ番組「グローイングアップ福祉」の公開収録が本会場で行われました。
この番組では、以前から福祉に関する標語や川柳を紹介しているのですが、今回は、本日の
講座の参加者に予め川柳の作品を募集していて、その作品をここで発表しました。これらの
作品から、病気や老いと向き合いながらも、前向きに明るく生きていこうとする参加者の皆さ
んの繊細な心の動きが読まれていて、改めて介護というものについて考えさせられました。
最後に、表彰式で、全6回の「エデュケアカレッジ 2019」講座全てに参加された方々
の表彰を行いました。毎回講座に参加して頂き、本当にありがとうございました。
このエデュケアカレッジで得たことを、参加者は家族の介護が必要となった時に、職員は
利用者の方々の介護支援に是非とも活かしていきましょう。(T.N)