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第4回エデュケアカレッジ -移乗と移動-

[2020.01.16]
昨年10月からはじまった「エデュケアカレッジ2019」。
年が変わって2020年の1月16日、第4回目のエデュケアカレッジを行いました。
今回のテーマは「移乗と移動」です。

この日の為に準備してきた第4班のグループは、これまでのエデュケアカレッジでの反省点を活かして、様々な趣向を凝らしました。
来て下さった方に楽しくお話を聞いて頂けるよう、試行錯誤を繰り返しながら直前まで調整と修正を行いました。

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「はじめに」のお話では、紙芝居を使ってお話を行いました。
世界の人口曲線と、移動手段の変遷、人口の増加と移動の歴史には密接な関係があるというお話をしました。
一方で、人の一生における身体機能の変化と移動手段の変化を比較し、
今回のテーマ「移乗と移動」における支援の意義に触れていきます。

今回の講座のメインテーマ、最も伝えたいことは「動くことで変わる」でした。
場所を変えると見えるものが変わり、見えるものが変わると気持ちが変わる。
気持ちが変わると健康になり、動くことが生活をより魅力的にさせていく。
その為の支援が、移乗・移動の支援です。

写真 2020-01-16 10 20 21.jpg

「移乗について」のお話では、移乗と移動の違いについてのお話をしました。
移乗とは「身体」の動きであり、移動は「心」の動きです。
支援者の、移乗時における転倒・骨折のリスクの説明や、
リスク回避のための腰痛予防についてのお話も行いました。

腰痛体操・ヨガ.png 一部介助.png

マッスルスーツ.png マッスルスーツ2.png

車椅子体験.png

体験コーナーの前には、準備運動として、腰痛予防に効果的なヨガ・ストレッチを行いました。
一部介助によるトランスファー体験の後、マッスルスーツを装着する体験というものも用意しました。
腰痛予防として、施設ではマッスルスーツを業務の中で使用しています。
車椅子体験は屋外で行い、砂浜用車椅子を使用して砂場や砂利道を走るという施設ならではの体験も用意しました。
和やかな雰囲気の中、参加者の皆さんも楽しんで体験をしてくださりました。

体験を終えた後は、「移動の話」として、職員が心臓病の母を北海道旅行に連れて行ったエピソードをご紹介しました。旅行によって心が動き、それが生きる活力につながっていくというお話しでした。
「まとめ」のお話の中では、新たな移動のあり方となるであろう、いま話題になっている分身ロボットの紹介もしています。
重度の障害をもっていても、ロボットを使って、身体を移動させないまま就労や外出が出来るという未来が、現実のものとなってきています。
それは心の移動であり、生きることの喜びをみつけるための動きであると言えます。

今回のエデュケアカレッジでは、計16名もの方が来て下さりました。
みなさんにお話を楽しんで頂くことができ、準備した我々職員も一安心です。

次回、第5回は2月20日(木)に行われます。
テーマは「介護予防と高齢者がかかりやすい病気」です。
皆様のご参加、お待ちいたしております!

参加希望の方はご連絡下さい。
藹藹会事務局 エデュケアカレッジ 電話028-652-7288
パンフレット http://img.aiaikai.or.jp/form-job.html
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